Higashi Chikara Web
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2019.1
ゆきのひのだんまりうさぎ
作:安房直子
絵:ひがしちから
出版社:偕成社
雪が降ってきました。雪がうれしいだんまりうさぎはシチューを作って、おしゃべりうさぎにあいたいなあと思って電話しようかどうしようか迷っているうちにおしゃべりうさぎがきてくれました。
2番目のお話は「だんまりうさぎは大いそがし」。大掃除のお話です。部屋中きれいにしているとおしゃべりうさぎがやってきて一緒に窓ガラスを拭きました。すると……。
さいごのお話は、「だんまりうさぎはさびしくて」。だんまりうさぎはおしゃべりうさぎと、一緒に暮らしたいなあと思って、心をこめてバラ色の椅子をこしらえます。
安房直子の名作を絵童話で楽しむシリーズ第4弾。完結編。
2018.10.25
魔女ののろいアメ
草野あきこ 作
ひがしちから 絵
出版社:PHP研究所
日曜日、サキはお姉ちゃんが借りてきた本も一緒に図書館に返しに行くことになりました。お姉ちゃんは、遊びに出かけてしまったのです。
図書館に行く途中、いつもはない「アメ屋」と書かれた屋台を見つけました。すると、屋台のおばあさんが、実は自分は魔女なんだと言いだしました。そして、魔女はとっておきの「のろいアメ」をサキに売ってくれると言うのです。のろいアメは、だれかさんの悪口を10個言いながらまぜてつくるアメ。それは、苦くてからくてすっぱくて、食べた人はひっくり返るくらいまずいアメになるそうです。サキは、魔女からのろいアメを買うことにしました。
サキは、早速お姉ちゃんの悪口を言いながらのろいアメをまぜていきました。おねえちゃんの悪口は、20個でも30個でも言えそうです。「おねえちゃんは、いばりんぼう。それに、くいしんぼうでうそつき……」と、言っていると、だんだんアメが固くなってきました。ところが……。
2018.5
だんまりうさぎとおほしさま
2010.7
『ひみつのばしょ』
作・絵: ひがし ちから
出版社: PHP研究所
「すてきな ばしょ、みーつけた!」
公園でふしぎなしげみに入ってみた、さやちゃん。しばらくすると、あたりがざわざわとしてきました。耳をすませてみると……。
「もしもし、だれかいますか?」はっぱのすき間からくまさんが大きな目をのぞかせて話しかけてきました。さやちゃんは、答えます。今日はずっとここにいること、おなかがすいても秋になれば木の実でいっぱいになること、眠くなっても冬にははっぱのベッドで眠ること、さみしくなっても春にはみんなを集めてパーティーをすること……。くまさんと話をしていると、いつのまにかはっぱの外には動物たちが集まってきました。はっぱのなかにいるさやちゃんは、しかさんやへびさんたちをパーティーに招待すると約束しました!
パーティーのことを考えていたさやちゃんはいつのまにか眠ってしまい……。
自分だけの「ひみつのばしょ」をさがしてみたくなる、清々しくて想像力が広がる絵本。